∴ 面倒くさいこと大嫌い

19時ごろ、そろそろ帰ろうかというとき

Tさん（現場で2番目にえらい）
「おい、1階の廊下のタテ目地変だぞ。図面通りなってんのか？
後、扉が廊下の中心きてなかったぞ。みてこい」

オレ「へい。すぐみてきます！」

現場は暗く寒い、
防寒服着て軍手して、残業してる設備さんの明かりを頼りに図面もってチェック。
ショック図面丸無視。全部チェックして戻る。

オレ「図面丸無視でしたー。」
Ｔさん「お前それじゃマズイだろ。J（担当の現場監督）に言ってこい
　　　　オレが言ってたって言うなよ。お前が気づいたことにしとけ」

ちなみにTさんとJさんはもちろん同じゼネコン（自分で言えばいいのに）
Ｊさんは外構（建物の敷地関係）をやってるから、あちこち探してJさんを捕まえる。

オレ「あのですね、1階のトイレ目地の位置全然違うんですけど。
　　　あと、扉の位置も40mm違ってました。
　　　ちなみにTさんが気づいたんですけどね。お前が気づいたことにしとけって」

オレはうそはつきません。それで自分が苦労してきたから。
面倒くさいことに巻き込まれたくないので、もう全部いいます。
　　　
Jさん「目地？もうこれでいいやろうもん。扉も幅が変更になったけん
　　　　あの位置しかつけられんったい。オレがあんなに確認したのに
　　　　あとからＴさんが扉変更にしたけんたい。知るか！」

オレ「扉はもうしょうがないにしても目地はまずいっすよー」

Jさん「もうオレは知らんって伝えて」

そんな・・・知らんって、伝えられないっすよ。
事務所に戻って

オレ「Ｊさんに伝えてきました。扉の位置はあれが限界だそうです。
　　　目地の件は職人さんに確認します。
　　　もうオレは知らんって言ってました。（伝えてるし）
　　　あ、あとTさんが気づいたって言いましたからー」

Ｔさん「はあ？それじゃお前オレが悪いみたいになるやんけー
　　　　限界って・・じゃあ設計に確認とったんかJに聞いてこい」

オレ「もう伝言はしません。
　　　もうすぐ戻ってきますから自分で言ってくださいー」

言っちゃったー。おれ言っちゃったー。
だってバカらしいんだもん。

このゼネコンはどうも社員間がよそよそしい。
今でこそこの現場もだいぶマシになったけど、
最初来たときはいろいろ聞いても「オレはしらん担当者にきけ」
とか連絡不足でミスが多い。一言言えばすむことなのに。。
こういうことのためにも自分たち図面やさんは現場に必要だったりする。

結局、目地は職人さんが目地割する前の古い図面を持ってたのが原因だった。
目地は設計でOKもらった場所しかいれられないので、
今ある目地をうめて、新しく目地を削ることで解決。

あーあ、結局終わったの20時半。
まったくよー、かんべんしてくれよー


←高所作業者用のリストバンド

あまってたからもらった。
テニスのとき使おう。

「あぶないぞ」って・・・